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「預金より早く、簡単に」お金がおろせる?「遺言代用信託」が好調!

2014年04月01日
J-CASTニュース 3月30日(日)より転載

 信託銀行の「遺言代用信託」が好評で、契約件数を伸ばしている。生きているうちに自身の葬儀や墓の準備をして、遺された家族が財産の相続を円滑に進める「終活」の一環として利用されている。

■発売2年、「ずっと安心」60代中心にヒット

 銀行の預金口座は、亡くなった人の名義の場合、その預金口座が「凍結」されて金をおろせなくなるという話をよく聞くが、この遺言代用信託だと「預金より早く、簡単に」おろせるという。
 たとえば夫が突然亡くなり、葬儀費用を夫名義の預金から支払う場合、妻は預金をおろせない。夫の実印もキャッシュカードも通帳もすべてそろっていたとしても、おそらく銀行は首をタテには振らないはずだ。
 一方、葬儀費用は100万?200万円が相場。決して安くはない。そのお金を手元に現金で置いておくのも不用心だし、さて困った...
 そんな万一のときの「備え」として、信託銀行が用意しているのが「遺言代用信託」だ。信託協会によると、遺言代用信託の新規受託(契約)件数は、2010年度が44件、11年度は64件だったが、12年度に急増して1万8742件、13年度には上半期だけで2万1359件に達した。
 同協会は、「一般に相続財産は預金に限らず、相続額と相続人が確定するまですべて凍結されてしまいます。遺言代用信託を利用すれば、葬儀費用などの資金をあらかじめ指定した受取人が受け取ることができます」と説明。最近の「終活」への関心の高まりとともに、急速に契約件数を伸ばしている。
 「遺言代用信託」でトップシェアを誇る三菱UFJ信託銀行は、2012年3月に「相続型信託 ずっと安心」を発売。累計契約数は14年2月末に5万件を超え、信託残高も2000億円を突破している。同社は「発売して2年になりますが、当社のヒット商品です」と胸を張る。
 三菱UFJ信託は、この商品は「預金ではありません」と強調。財産なので相続税の対象にはなるが、金銭信託の機能を利用して、預けた(信託した)資金を運用・管理する。
 たとえば、夫(委託者)が700万円を預けた(信託した)場合、夫が死亡して相続が発生ときに200万円を一時金として妻(受益者)が受け取り、残りの500万円を妻や息子(受益者)が毎月5万円ずつ受け取ることができる。
 つまり、あらかじめ財産の一部を受け取る預金口座を家族名義に指定しておけるので、死亡後すぐにもお金を引き出せるというわけ。預け入れは200万円から。予定配当率(金利)は0.05%と定期預金ほどだが、預金保険制度の対象商品で元本保証。管理手数料も無料だ。